日立製作所は2020年9月28日、大規模な業務アプリケーションをマイクロサービス型のアーキテクチャに移行することを支援するSIサービス「マイクロサービステクニカルソリューション」を発表した。同年10月1日から提供する。アーキテクチャの設計、コンテナへの移行、開発環境の構築、コンサルティングと教育までをトータルに支援する。価格(税別)は個別見積もり。
日立製作所が開始する「マイクロサービステクニカルソリューション」は、マイクロサービス型への移行を支援するSIサービスである。マイクロサービスの適用可否を含めた導入コンサルティング、アーキテクチャーの設計、コンテナへの移行、DevOps環境の設計・構築などをトータルに支援する。マイクロサービス化の検討に必要な基礎知識の習得を支援する教育サービスも提供する(図1)。
図1:大規模な業務アプリケーションをマイクロサービス型のアーキテクチャに移行することを支援するSIサービス「マイクロサービステクニカルソリューション」の概要(出典:日立製作所) 製品提供の背景について同社は、大規模な業務アプリケーション開発にマイクロサービスを適用することが難しい状況を挙げる。
「マイクロサービスでは、アプリケーションの機能を小さな独立したサービスに分割し、複数のサービスを連携させて1つのアプリケーションを実現する。このことから、サービス間におけるデータの整合性や性能の確保が難しく、特に大規模な業務アプリケーションにおいては、アプリケーションの設計難易度が高い」(同社)
また同社によれば、マイクロサービスの導入にあたっては、コンテナ環境の構築・運用管理や、マイクロサービスに必要となるフレームワークの知識、マイクロサービスの開発に適したDevOps環境の設計など、幅広い技術が必要となるという。
こうした背景の下、マイクロサービステクニカルソリューションを提供する。サービスは大きく、アーキテクチャ設計支援、クラウド・コンテナ移行支援、開発プロセスおよび開発環境設計・構築支援、導入コンサルティングおよび基礎教育の4つで構成する。
なお、日立は2019年から、レッドハットとともに、マイクロサービスの容易な導入に向けて、企業情報システムに求められる可用性や信頼性を確保するためのシステム方式設計の観点をまとめたガイドラインを整備している。
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