[新製品・サービス]

ぷらっとホーム、機器と設定込みのIoTシステム構築パッケージを販売

2021年8月5日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ぷらっとホームは2021年7月30日、IoTシステムをユーザーがみずから構築できるように機器と設定をワンパッケージ化した3製品を発表した。「HACCPシステムパッケージ」「所在管理システムパッケージ」「在室管理システムパッケージ」の3製品で、同年8月に出荷を予定する。いずれも価格はオープンで、市場想定価格(税別)は一括購入時が59万8000円、サブスクリプション購入時が月額2万9800円となっている。

 ぷらっとホームは、IoTシステムをユーザーがみずから構築できるように、IoTシステムに必要な機器と設定をワンパッケージ化した3製品を発表した。「HACCPシステムパッケージ」「所在管理システムパッケージ」「在室管理システムパッケージ」で、一括購入のほか、月額制でも導入できる。

 特徴は、ユーザー企業がみずからの手でIoTシステムを構築・運用できることにある。IoTシステムを構築する場合、一般には各種のIoT機器に加えて、センサーとIoTゲートウェイをつなぐ接続やIoTゲートウェイからデータベースサーバーへの接続のためのプログラム、データを可視化するためのBIツールによるチャートやダッシュボード作成などの用意が必要である。

 今回、ぷらっとホームが販売するパッケージは、IoT機器を含むほか、上記のプログラムを設定済みの状態で提供する。BIツールはチャートなどが設定済みで、SIベンダーに開発を委託することなくすぐに利用を始めることができ、ユーザーによるカスタマイズにも対応する。

HACCP、所在管理、在室管理の3つのIoTパッケージ

 「HACCPシステムパッケージ」は、製品の安全性を確保する衛生管理のためのIoTシステムである(注1)。摂氏マイナス40度からプラス70度の計測範囲を持つワイヤレスセンサーを用いて、食品を扱う場や冷蔵/冷凍庫の温度管理が可能になる。パッケージは、温湿度センサー2個、IoTゲートウェイ、IoT専用サーバーをセットにしている(図1)。

注1:HACCP(ハサップ)は、Hazard Analysis Critical Control Pointの略で、「危害要因分析(に基づく)必須管理点」「危害分析(に基づく)重要管理点」などと訳される

図1:HACCPシステムパッケージの概要(出典:ぷらっとホーム)図1:HACCPシステムパッケージの概要(出典:ぷらっとホーム)

●Next:「所在管理システムパッケージ」「在室管理システムパッケージ」の内容と、3製品の仕様詳細

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ぷらっとホーム / HACCP / 施設管理 / 衛生管理 / ビーコン / BLE / IoTゲートウェイ / OpenBlocks

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