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人流を建物や道路の単位でリアルタイムに予測─NTTデータの「BizXaaS MaP 人流分析」

2021年10月26日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NTTデータは2021年10月26日、人流予測サービス「BizXaaS MaP 人流分析」を発表した。地図情報システム「BizXaaS MaP」シリーズの新サービスとして提供する。人口分布統計、GPSなどの人流データ、地理空間データ、などを複合的に処理し、建物単位、道路単位で人流を予測する。販売目標として、2024年までに累計10億円を掲げる。

 NTTデータの「BizXaaS MaP 人流分析」は、人流を建物や道路の単位で予測するサービスである。人流プローブデータ(「Beacon Bank」のリアルタイムGPSプローブ、カープローブなど)に加えて「モバイル空間統計 国内人口分布統計(リアルタイム版)」のデータと各種地理空間データを複合的に処理する(図1)。

図1:「BizXaaS MaP 人流分析」の概要(出典:NTTデータ)図1:「BizXaaS MaP 人流分析」の概要(出典:NTTデータ)
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 特徴は、ピンポイントで人数を推計することである。人口統計データと人流プローブデータを組み合わせることで、これまで人流プローブデータだけでは実現できなかったピンポイントでの推計が行えるようになった。これにより、建物単位や道路や歩道単位での人流を、人数で把握できる。

 BizXaaS MaP 人流分析を用いて、特定エリアの人数推計、性・年代・居住地割合などの属性、今後の人流予測をリアルタイムに把握できる。

 用途として、2つの業界・業種でのユースケースを挙げている。飲食店では、同サービスを利用して街の人出をリアルタイムに把握しながら、廃棄食材や仕込み量を調整、閉店間際の適切な割引率の導出が可能になる。また、メーカー/卸などの営業では、営業先の店舗・施設の周辺状況を把握して、人々の行動変容や街の変化に合わせた品揃えや販促施策を提案できるようになる。

 既存システムと連携するためのAPIを備える。また、導入を支援するSIサービスも用意し、店舗・施設の実績データを組み合わせて分析するといった使い方にも対応する。

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NTTデータ / BizXaaS MaP / 人流 / GPS / スマートシティ

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