横浜市は2022年3月7日、金沢区役所の区庁舎総合案内窓口において、ロボットが行政サービスを案内する実証実験を開始した。自律移動型サービスロボット「AYUDA」と、感染症対策支援AIロボット「AYUDA-MíraMe」を使う(いずれもCIJ製)。実証は2回に分けて行い、第1回は同年3月7日~3月18日、第2回は5月9日~5月20日である。
横浜市は、金沢区役所の区庁舎総合案内窓口において、行政サービスをロボットに案内させる実証実験を開始した。ロボットには、自律移動型サービスロボットの「AYUDA」と、感染症対策支援AIロボットの「AYUDA-MíraMe」を使う(写真1)。これにより、案内業務をロボットと人間で分業するやり方が有効かどうかを確認する。
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自律移動型サービスロボットのAYUDAは、人を模した形をしており、大きさは160cm程である。人のように自律的に移動して、目的地への誘導を行える。顔認識や音声対話といったAI技術も搭載している。感染症対策支援AIロボットのMíraMeは、30cm程度の小型ロボットで、場所を選ばずに設置できる。音声応答により、人を介さない非接触での受付が可能である。
実証場所は、自律移動型サービスロボットが区庁舎の正面出入口付近、感染症対策支援AIロボットが区庁舎の南出入口付近である(図1)。自律移動型サービスロボットのサイネージ画面を操作することで、用件、部署名、施設名などから知りたい情報を検索できる。感染症対策支援AIロボットに話しかけて知りたい内容を質問すると、音声で案内を受けられる。
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実験は、2回に分けて実施する。1回目は3月7日~3月18日、2回目は5月9日~5月20日である。
なお、横浜市は、2022年1月28日に「横浜DX戦略」骨子案を発表。現在、デジタル技術を持つ企業や大学と連携し、行政や地域の課題を解決する取り組みに力を入れている。