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青森県立中央病院、Web会議を利用したオンライン面会システムを稼働

2022年4月8日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

青森県立中央病院(青森県青森市)は、Web会議を利用したオンライン面会システムを2021年11月に稼働開始した。面会希望者は、オンライン面会予約サイトを介して面会を予約する。入院患者には、Web会議のためのデバイスを貸し出す。今回の仕組みにより、通信端末を自前で持っていない入院患者に対してもオンライン面会が可能になった。システムを構築・導入したネットワンシステムズが2022年4月8日に発表した。

 青森県立中央病院は、Web会議を利用したオンライン面会システムを2021年11月に稼働開始した。オンライン面会予約サイトを介して面会希望者が面会を予約すると、シスコシステムズのWeb会議システム「Cisco Webex」のミーティングURLが発行されるので、面会時間になったらWebブラウザで面会する。入院患者には、Web会議システムを使うためのデバイスを病院から貸し出す(図1)。

図1:青森県立中央病院が稼働させたオンライン面会システムの概要(出典:ネットワンシステムズ)図1:青森県立中央病院が稼働させたオンライン面会システムの概要(出典:ネットワンシステムズ)
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 オンライン面会のためのWeb会議システムとして、遠隔診断などで用いる医療機関向けビデオ通話システム「Cisco Webex Instant Connect for virtual care」を導入した。オンライン面会に役立つ機能として面会予約機能などを備えており、面会には最大10人の関係者(医療提供者や入院患者)が参加可能である。画面共有などの機能も備える。

 ネットワークのインフラとして、既設の病院内無線LANを使う。Web認証機能や複数アクセスポイントの管理を「Cisco Wireless LAN Controller」が担う。端末を無線LANに接続すると、院内にあるWeb認証サーバーにリダイレクトする。ユーザーID/パスワードを入力して認証が成功した端末のみ、無線LANを利用可能になる。

 同病院ではこれまでも、自前で端末を持っている入院患者については、病院内の無線LANを介して自由にオンライン面会が行えた。今回のオンライン面会システムにより、自前で端末を持っていない入院患者についてもオンライン面会が可能になった。

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