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レプリケーション/DRツール「Dbvisit Standby」がSQL Serverに対応─インサイトテクノロジー
2022年7月12日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)
インサイトテクノロジーは2022年7月12日、データベースレプリケーションソフトウェア「Dbvisit Standby MultiPlatform」(開発元:ニュージーランドDbvisit Software)を発表した。データベースのDR(災害復旧)ツールであり、遠隔サイトにデータを複製しておくことで、障害発生時は手動で切り替えて事業を継続できる。従来はOracle Database専用だったが、Microsoft SQL Serverにも対応した。
インサイトテクノロジーの「Dbvisit Standby MultiPlatform」は、データベースのDR(災害復旧)として、データを遠隔サイトにレプリケーション(複製)するソフトウェアである。複製時には、データベースのログを暗号化した上で定期的に遠隔サイトに転送し、転送先のデータベースに反映する(関連記事:インサイトテクノロジー、Oracle DBレプリケーション/DRソフト新版「Dbvisit Standby 9.0」)。
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Dbvisit StandbyはOracle Database専用だったが、Dbvisit Standby MultiPlatformでは、Microsoft SQL Serverにも対応した。今後、PostgreSQLやMySQLにも対応する予定である(画面1)。
また、データベースの上位エディションが備えるデータレプリケーション機能(Oracle DatabaseならEnterprise Editionが備える「Oracle Data Guard」機能)と同等の機能を下位エディションでも使えるようになった。レプリケーション機能のためだけに上位エディションを購入する必要がなくなる。
複製可能なデータベースは、Oracle Databaseの場合、バージョンが12c、18c、19c。エディションがEnterprise Edition、Standard Edition(SE、SE1、SE2)、Express Edition。SQL Serverの場合、バージョンが2012~2019。エディションがStandard Edition、Web Edition、Personal Edition、Express Edition。