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データ連携ソフト「ASTERIA Warp」新版、コネクション呼出元などを表示して開発を容易に

中小企業向けはLinux版を追加して低コスト需要をカバー

2022年12月22日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

アステリアは2022年12月21日、企業データ連携(EAI/ESB)ソフトウェア「ASTERIA Warp」の新版を提供開始した。新版では、「コネクション呼出元」(コネクションを使用しているフローやコンポーネント)の表示など可視化機能を高め、開発を容易にした。また、中小企業向けに機能を絞った月額制サービス「Warp Core」にLinux版を追加し、中小企業などからの低コスト需要に応える。

 アステリアの「ASTERIA Warp」は、企業データ連携(EAI/ESB)ソフトウェアである。異なるシステム同士のデータ連携をノンプログラミングで行える点が特徴である(関連記事データ連携ソフト新版「ASTERIA Warp イコスティ」、AWS/Azure/Google Cloudとの連携を強化)。

 各種のアダプタを介して、業務アプリケーションやデータベースサーバーなどに接続する。これらのデータをルールに基づいて変換し、外部システムに引き渡す。ジョブフローを定義して実行するバッチスケジューラ機能も備えており、各種の条件に合わせてバッチジョブを駆動する。

画面1:「コネクション呼出元」(コネクションを使用しているフローやコンポーネント)を表示しながら開発できるようにした(出典:アステリア)
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 新版では、データ連携の構成要素を可視化して開発を容易にした。例えば、「コネクション呼出元」(コネクションを使用しているフローやコンポーネント)を表示する機能を付けた(画面1)。また、フローの中で使っているコネクションの一覧を仕様書に出力する機能を付けた。スケジュールの登録内容をカレンダ形式で表示する機能も付けた。

 基本機能も強化した。例えば、ストリーム形式にJSONを追加した。また、SFTPサーバー機能を新たに搭載した。このほか、進数を変換する機能や、UnixTimeとDateTimeの相互変換機能などを追加した。また、ログ出力機能を、Apache Log4jから独自実装へと変更した。

 中小企業向けに機能を絞った月額制サービス「Warp Core」および「Warp Core+」においては、新たにLinux版を追加した。中小企業などからの低コスト需要に答えた。従来はWindows 10/11またはWindows Serverに限られていた。

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