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特権ID管理ソフト新版「SecureCube Access Check 6.4.0」、ID棚卸対象にOracle DB/SQL Serverを追加

2025年7月31日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NRIセキュアテクノロジーズは2025年7月31日、特権IDアクセス制御ゲートウェイソフトウェアの新版「SecureCube Access Check 6.4.0」を販売開始した。新版では、ID棚卸機能の対象を広げ、Windows、Linux、Active Directoryのほかに、データベース(Oracle Database、SQL Server)を追加した。価格(税別)は350万円から。

 NRIセキュアテクノロジーズの「SecureCube Access Check」は、特権IDによる情報システムへのリモートアクセスを管理するゲートウェイソフトウェアである。

 特権ID管理に必要な申請・承認ワークフロー、ID/パスワード管理、ゲートウェイ上でのアクセス制御、操作ログの取得・管理、監査補助などの機能を網羅する(関連記事特権ID管理ソフト新版「SecureCube Access Check 6.3.0」、SSH中継ログイン後の特権昇格が可能に)。

 ユーザーは、Access Checkにアクセスして認証を受けると、Access Checkがユーザーに代わって特権IDでサーバーにアクセスする。中継可能なアプリケーションプロトコルは端末画面(SSH、RDP)とファイル転送(SCP)である。

 新版の6.4.0では、ID棚卸機能の対象を広げ、広範なシステムのIDを管理できるようにした。これまでの管理対象であるOS(Windows、Linux)とActive DirectoryのIDに加えて、データベース(Oracle Database、SQL Server)のIDを管理できるようにした。

 また、申請があった期間に限定する形で、クラウドサービスの個人アカウントに権限(ロール)を付与可能になった。必要な期間のみ権限を有効化できるため、不正利用や誤用のリスクを抑えつつ、効率的な運用が可能になる(図1)。

図1:クラウドサービスの個人アカウントに対する一時的な権限付与機能のイメージ(出典:NRIセキュアテクノロジーズ)
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 ほかには、再鑑者(作業のダブルチェックを行う担当者)が接続を許可した作業中のセッションに対し、その場での一時停止やアクセスの遮断を制御できるようになった。システム管理者は、不正操作や誤操作が疑われる場合に、即座に対処することができる(図2)。

図2:再鑑者による作業の一時停止・アクセス遮断機能のイメージ(出典:NRIセキュアテクノロジーズ)
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NRIセキュアテクノロジーズ / 特権ID管理 / SecureCube Access Check / ID管理 / Oracle Database / SQL Server

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