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Web高速化エンジン「WEXAL」に検証機能を追加、高速化できていない要素を検出して修復

2023年8月1日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

プライム・ストラテジーは2023年7月31日、Webシステム高速化エンジン「WEXAL Page Speed Technology」の新機能として、WEXAL適用前とWEXAL適用後におけるWebページの整合性を検証する機能「インスペクター」を発表した。WEXALを適用したのにもかかわらず、ユーザーの作業漏れやシステム側の問題などによってWebページが最適化されていない場合に、これを検出して管理画面上で確認できるようにした。

 プライム・ストラテジーの「WEXAL Page Speed Technology」は、Webサイトの表示をコンテンツ変換によって高速化するソフトウェアエンジンである。オリジナルのWebコンテンツを基に、高速表示用のWebコンテンツを変換生成する仕組み。JavaScriptの最適化、CSS(Cascading Style Sheets)の軽量化、Webブラウザに合わせた画像形式の変換(WebPやJPEG XRなど)の手法を使う(図1関連記事プライム・ストラテジー、Web表示の高速化をAIで自動化、サイトに合わせた設定を自動生成)。

図1:WEXAL Page Speed Technologyの概要。画像やCSS、JavaScriptなどのWebリソースを軽量化するエンジンと、軽量化したWebリソースを組み合わせて動的にWebページを生成するエンジンで構成する(出典:プライム・ストラテジー)
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 WEXALは、Webシステムを高速に動作させるための実行基盤「KUSANAGI」の最上位エディション「Premium Edition」に含まれる機能である。各種パブリッククラウド(Microsoft Azure、Amazon Web Services、Google Cloud、FUJITSU Cloud Service for OSS)で動作する(関連記事Webシステム実行環境「KUSANAGI」に最上位版、Web高速化エンジンを標準搭載)。

 今回、WEXALの新機能として、WEXAL適用前とWEXAL適用後におけるWebページの整合性を検証する機能「インスペクター」を発表した。WEXALを適用したにも関わらず、ユーザーの作業漏れやシステム側の問題などによってWebページが最適化されていない場合に、これを検出して管理画面上で確認できるようにした。最適化対象の元ファイルを手動で更新した際に、タイムスタンプが変わらないなどの原因から最適化の対象から漏れてしまうケースに対しても、これを検知する。また、オリジナルのサイトに潜在的に存在していたエラーも検知する(画面1)。

画面1:ユーザーの作業漏れやシステム側の問題などによってWebページが最適化されていない場合に、これを検出して管理画面上で確認できる。指示に従って再度WEXALによる最適化を実行することで、Webページを高速化可能である(出典:プライム・ストラテジー)
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