NTTテクノクロスは2024年6月7日、デジタルアダプションツール「BizFront/SmartUI」を、同年6月からSAP製品のマーケットプレイス「SAP Store」で販売すると発表した。SuccessFactorsやS/4HANAなどを導入しているユーザーの利便性を画面操作のナビゲーションによって高める。
NTTテクノクロスの「BizFront/SmartUI」は、アプリケーション画面の使い勝手をデータ入力支援や操作ガイドのオーバーレイ表示によって高めるデジタルアダプションツールである。例えば、マニュアルで入力する項目をプルダウンリストやラジオボタンによる選択式に変更できる(図1、関連記事:NTTテクノクロス、既存のWeb画面にプルダウンなどを追加できるツール「BizFront/SmartUI」)。
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今回、BizFront/SmartUIを、SAP/SAPパートナー製品のマーケットプレイス「SAP Store」で販売する。販売にあたって、独SAPとパートナー契約「SAP PartnerEdge Build」を締結している。
「SaaSが普及している一方、業務をシステムに合わせるFit to Standardの採用により、新たなシステムの操作習熟の負担から業務効率の低下を招き、システムの定着や活用が進まない」(同社)状況を受け、SAP SuccessFactorsやSAP S/4HANAなどを利用するユーザーの利便性を高めるとしている。
BizFront/SmartUIは、2019年の販売開始以降、コンタクトセンターを中心としたBPO業務や、金融業、サービス業、通信業、自治体などで導入が進んでいる。
同ツールのメリットとして、ガイド表示や他システムとの連携などをシステム改修せずに行えることを挙げる。一方、表示内容や入力チェックエラー時の動作などは自由にカスタマイズ可能である。また、外部システムとのWeb API連携に対応し、例えば、外部の住所検索Web APIを用いて「住所検索」ボタンを配置し、住所の入力項目に自動で反映させることができる。