NTTテクノクロスは2019年7月16日、システムには手を加えずにWeb画面だけを後から改善できる開発ツール「BizFront/SmartUI」を発表した。同日販売を開始した。価格(税別)は、年額65万円から。
BizFront/SmartUIは、Webシステムの画面を後から改善できるツールである。既存システムの入力画面で、手入力が必要な項目に、プルダウンリストやラジオボタンなどの選択肢を表示させることができる。面倒な文字入力の手間が省けるほか、入力値のチェック機能を追加でき、入力ミスを未然に防げる(画面1)。
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既存のWeb画面を改造することなく、UI部品(プルダウンリストやラジオボタンなど)を追加し、既存のWeb画面と連携して動作させることができる。あたかもUI部品が既存のWeb画面に最初から備わっていたかのように、一体的に表示させることができる。
選択肢の表示内容や、入力チェックエラー時の動作などは、自由にカスタマイズできる。外部システムとのWeb API連携も簡単に実現できる。例えば、既存のシステム画面に外部の住所検索Web APIにアクセスする「住所検索」ボタンを表示させ、ボタンを押すと自動で住所の入力項目に反映させるといった使い方ができる。
エンドユーザーのWebブラウザとして、Internet Explorer、Google Chrome、Mozilla Firefoxが利用できる。Google ChromeとMozilla Firefoxについては、サーバー側での画面生成となる。