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チケット販売のぴあ、ソフトウェア開発AIエージェント「Devin」を内製開発チームに導入

2025年6月17日(火)IT Leaders編集部、日川 佳三

チケット販売事業者のぴあ(本社:東京都渋谷区)は2025年春、業務システムを内製する体制を整えた。少人数でも迅速にシステムを開発するため、米Cognition AIのソフトウェア開発AIエージェント「Devin」を内製開発チームの一員として活用している。Devinを提供・導入支援するウルシステムズが2025年6月17日に発表した。

 大手チケット販売事業者のぴあは近年、事業施策のスピードアップなどを目的にシステムの内製化に注力している。2025年春には、事業ニーズに応じて自社エンジニアがシステムを内製開発する体制を整えた。

 ウルシステムズの支援の下、同年3月に米Cognition AIのソフトウェア開発AIエージェント「Devin」を導入。少人数でも迅速にシステムを提供できるようにすべく、同AIエージェントを開発チームの一員にしている。

 Devinは、自然言語による作業依頼を理解し、開発の段取りを考え、各種ツールで設計やコーディング、テスト、デプロイなどを行う。既存システムの調査やドキュメントの作成も行える画面1関連記事ウルシステムズ、システム開発を担うAIエージェント「Devin」を国内提供ソフトウェア開発AIエージェント「Devin」で修正/機能追加を自動化─AI insideとYOUTRUSTが導入効果を説明)。

画面1:システム開発のAIエージェント「Devin」の画面例(出典:米Cognition AI)
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 まずは、品質管理の工程でDevinを活用している。以下のような作業を自律的にこなすという。

  • 単体テストコード生成およびUI修正後のブラウザによるテスト
  • 仕様の明確化を目的とした既存サービスのリバースエンジニアリング
  • 開発に関わる各種ドキュメントの定期的なメンテナンス
  • Devin Wikiによる既存ソースコード資産の全体像把握
  • 既存機能に類似した新機能のソースコード作成

 ぴあによると、Devinの利用開始から2カ月間が経過した時点で、すでに生産性向上を実感しているという。「現状ではまだ実験段階にとどまっているが、今後は内製開発全般にDevinを組み入れる。環境を整備しながら、より的確な指示を与えることで、生産性がさらに向上する」(同社)。

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