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CTC、製造業に特化したS/4HANA CloudのSI「Figues Starter」、800以上の日本語テンプレートを整備

2025年8月7日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2025年8月5日、製造業向けS/4HANA CloudのSIサービス「Figues Starter」を発表した。業務フローや導入手順書、設定テンプレートなどのドキュメントを提供し、円滑な導入を伴走型で支援する。SAPが定義する業務プロセスのうち製造業に特化した156項目を選定し、800以上の日本語ドキュメントを整備している。

 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)の「Figues Starter(フィグーススターター)」は、製造業に特化した、クラウドERP「SAP S/4HANA Cloud Public Edition」のSIサービスである。業務フローや導入手順書、設定テンプレートなどのドキュメントを提供し、円滑な導入を伴走型で支援する。

 S/4HANA Cloudは、部品表(BOM)や生産計画、在庫管理、購買、販売、会計など、製造業に必要な業務を網羅している。その導入にあたっては、「業務を標準機能に合わせるFit to Standardや標準フレームワークのSAP Activateへの理解が必要になるが、関連ドキュメントの多くは英語であるなど、導入が停滞するケースがある」(CTC)。こうした国内企業が抱える課題を解決すべくFigues Starterを提供する。

図1:製造業向けS/4HANA Cloud導入支援サービス「Figues Starter」における業務項目のイメージ(出典:伊藤忠テクノソリューションズ)
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 Figues Starterでは、SAPが定義する業務プロセスのうち、製造業に特化した156項目を選定し、800以上のドキュメントを日本語で整備している(図1)。これらのドキュメントを導入の全工程を支援するテンプレートとし、企業ごとの業務に合わせてカスタマイズして提供する。

 準備フェーズでは、製造業特有の業務要件を整理した業務プロセス定義書を提供する。要件確認フェーズでは、標準機能と自社業務を比較するFit to Standardワークショップを実施し、ギャップを明確化する。構築フェーズでは、システム設定内容を記述したドキュメントを日本語で作成するほか、テストスクリプトを整備する。

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