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日立ヴァンタラ、ソフトウェア定義型ストレージ「VSP One SDS」をAzure Marketplaceで販売
2025年9月5日(金)IT Leaders編集部、日川 佳三
日立ヴァンタラはは2025年8月19日、ソフトウェア定義型ストレージ「Hitachi Virtual Storage Platform One SDS」をAzure Marketplaceで販売開始したと発表した。国内では、Google Cloud Marketplaceでの販売開始と同じ同年9月30日に販売を開始する。オンプレミス以外に3つのパブリッククラウド(AWS、Google Cloud、Azure)で使えるようになった。
日立製作所の米国子会社である日立ヴァンタラ(Hitachi Vantara)の「Virtual Storage Platform One(VSP One)」シリーズは、オンプレミスとクラウドに散在するデータを一元管理するデータ基盤を担うストレージシステムである(図1)。

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ストレージ仮想化機能をシリーズの特徴とする。VSP One配下に接続した複数の異機種ストレージ(Amazon S3クラウドストレージを含む)を集約し、論理的に1台のストレージとして動作させられる(関連記事:日立、ミッドレンジSANストレージ新機種「VSP One 2U Block Appliance」、データ削減効率などを向上)。
ほかには、アクセス頻度に応じてストレージプール内でデータを自動移動させる動的ILM(ストレージ階層化)、データの重複排除・圧縮、非同期のリモートレプリケーションなどの機能を備えている。
VSP Oneのラインアップに、ソフトウェア定義型ストレージ(SDS)の「Hitachi Virtual Storage Platform One SDS(VSP One SDS)」がある。VSP Oneの機能を、オンプレミスソフトウェアまたはクラウドサービスとして提供している(関連記事:日立ヴァンタラ、ソフトウェア定義型ストレージ「VSP One SDS」をGoogle Cloudで提供)。
今回、VSP One SDSの提供元となるIaaSに、Azure Marketplaceが加わった。これにより、3大IaaS(AWS、Google Cloud、Azure)の各マーケットプレイスでストレージを契約・配備できるようになった。国内では、AWSからは販売開始済みで、Google CloudとAzureは2025年9月30日から販売が始まる。
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