[調査・レポート]

中堅・中小向けワークフロー/BPMソフトのシェア、EXPLANNER/FL、X‐point、intra‐mart、eValueの順─ノークリサーチ

2割が「似たような申請内容でも毎回承認が必要」に課題を感じる

2025年10月20日(月)IT Leaders編集部、日川 佳三

ノークリサーチは2025年10月20日、中堅・中小企業向けワークフロー/BPM(ビジネスプロセス管理)アプリケーションの国内シェアを調査した結果を発表した。1~5位は「EXPLANNER/FL」「X‐point, Agile Works」「intra‐martワークフロー」「eValue NS/V/Air(SMILE Vを含む)」「GLOVIA smart ワークフロー」だった。

 ノークリサーチは、中堅・中小企業向けワークフロー/BPM(ビジネスプロセス管理)アプリケーションのシェアを調査した。調査対象は国内全業種の年商500億円未満の中堅・中小企業1300社(有効回答件数、1社1レコード)、調査時期は2025年7~8月である。なお、同調査対象/時期に会計ソフトウェアのシェアを調査している(関連記事中堅・中小向け会計ソフトのシェア、勘定奉行、GLOVIA、SMILE、弥生会計、OBIC7、楽楽精算の順─ノークリサーチ)。

 図1は、中堅・中小企業におけるワークフロー/BPMアプリケーションの導入済み社数シェアのうち上位15位である。トップ5は、NECの「EXPLANNER/FL」、NTTデータ イントラマートの「intra‐martワークフロー」、大塚商会の「eValue NS/V/Air(SMILE Vを含む)」、富士通の「GLOVIA smart ワークフロー」といったクラウド普及前からこの分野で製品を提供する老舗ベンダーが目立つ。

 一方、2位に入ったエイトレッドの「X‐point, Agile Works」のように、後発ながらオンプレミス/クラウドの双方で実績を積んでいる新興ベンダーも導入済みシェアを伸ばしてきている。

図1:導入済みのワークフロー/BPMアプリケーション(複数回答可)(上位15位)(出典:ノークリサーチ)
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 図2は、アプリケーションを導入した年を聞いた結果である。2024年や2025年といった最近の導入が2割弱を占める。

図2:ワークフローアプリケーションの導入年(出典:ノークリサーチ)
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 図3は、ワークフロー/BPMアプリケーションの平均導入費用(インフラとなるハードウェア/OSの初期費用を除外)を他の分野と比べたもの。基幹系(給与・人事・勤怠・就業管理)より若干低く、BIより高い。

図3:基幹系およびBIと比べたワークフロー/BPMアプリケーションの導入費用(出典:ノークリサーチ)
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●Next:ワークフロー/BPMで中堅・中小企業が抱える課題

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