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NTT-AT、ネットワーク図ベースの運用管理ツール新版「NetworkBrain R12.1」、自然言語で質問/指示
2025年10月3日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)
NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は2025年10月1日、ネットワーク運用管理ソフトウェア新版「NetworkBrain R12.1」をリリースした。新版では、チャット画面から自然言語で運用管理上の質問/指示ができる機能が加わった。運用管理スキルを持っていなくても、質問の文脈を汲んだ解析結果やアクションプランを得られる。
NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)の「NetworkBrain」は、自動作成されたネットワークマップをインタフェースとしたネットワーク運用管理ソフトウェアである。マップ上でネットワーク構成やルーティング状況を把握できる。運用管理のCLIコマンドも実行可能である(関連記事:NTT-AT、ネットワーク図ベースの運用管理ツール新版「NetworkBrain Ver.10.0」、クラウドを管理可能に)。

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新版では、チャット画面から自然言語で質問/指示して、質問の文脈を汲んだ解析結果やアクションプランを得る機能が加わった(画面1)。「マップ内のデバイスにCVE脆弱性はありますか」や「アプリケーションの動作が遅い原因を特定してください」といった質問/指示からトラブルシューティングを行える。
新版ではまた、管理下にあるネットワーク機器群のコンフィグレーション(設定)を解析し、共通している設定をGolden Config(設定ルール)として定義できるようにした。個々の機器の動的プロトコルなどの機能も検出する。業界標準のベストプラクティスとして定義した設計ルールをダウンロードして利用できる。
このほか、ランブック(運用管理スクリプト)機能を強化した。設定の評価からCLIコマンドの実行、修復のための設定変更、AIを用いた解析結果のドキュメント作成といったトラブルシューティングの手順をテンプレート化できるようになった。