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NRI、システム運用管理ソフト新版「Senju Family 2025」をリリース、脆弱性情報と構成情報を自動で突合

2025年10月6日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

野村総合研究所(NRI)は2025年10月1日、システム運用管理ツールの新版「Senju Family 2025」を同年10月から提供すると発表した。新版では、システムの構成情報と脆弱性情報を自動で突合する機能を強化したほか、脆弱性情報をシステム管理者に自動で通知できるようにした。

 野村総合研究所(NRI)の「Senju(せんじゅ)Family」は、システム運用管理ソフトウェアである。ジョブスケジューラ、システム稼働監視、サービスデスクなど、システム運用管理で求められる機能群をそれぞれ製品化している。これらが互いに連携して動作する(関連記事システム運用管理ソフト新版「Senju Family 2024」、生成AIがサービスデスクの問い合わせ対応を支援)。

 新版の「Senju Family 2025」では、セキュリティ部門が管理するシステム脆弱性情報と、システム運用部門が管理する構成情報との自動突合機能を強化した。構成品目辞書と構成情報をあらかじめ関連付けて、脆弱性情報と自動で突合する(図1)。

図1:脆弱性情報、構成品目辞書、構成情報を自動で突合し、脆弱性情報をシステム担当者に自動で通知するフロー(出典:野村総合研究所)
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 管理対象システムの構成内にセキュリティ対策が必要な機器やソフトウェアが存在する場合、管理担当者に自動で通知する。これにより、担当者による迅速な対応が可能になる。

 新版ではまた、システムを利用するエンドユーザー向けのポータル機能を拡充した。ポータル画面をカスタマイズし、エンドユーザーに対して、問い合わせや申請時のための分かりやすい窓口を提供できるようにした(図2)。

図2:エンドユーザー向けポータル機能を使ってカスタマイズした申請画面の例(出典:野村総合研究所)
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