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日立、AIエージェントのガバナンスとコスト管理を支援する「HARC for AI」を提供

2025年10月9日(木)IT Leaders編集部、日川 佳三

日立製作所は2025年10月7日、AIエージェントのコンサルティング/運用支援サービス「Hitachi Application Reliability Centers for AI(HARC for AI)」を提供開始した。AI特有の運用課題を解決し、健全なガバナンスと継続的な改善を支援する。

 日立製作所の「Hitachi Application Reliability Centers for AI(HARC for AI)」は、AIエージェントの導入・運用にまつわる課題解決を支援するITコンサルティング/運用支援サービスである。

 サイト信頼性エンジニアリング(SRE)手法に基づいてシステム運用の改善を伴走支援する「HARC」をベースに、AIエージェントの導入支援向けに設計している。HARCはマネージドサービスとしてグローバル60社以上、国内20社以上の支援実績があるという。

図1:「Hitachi Application Reliability Centers for AI(HARC for AI)」の支援項目(出典:日立製作所)
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 図1は、HARC for AIで支援を提供する項目である。では、AIエージェントを導入・活用するユーザー企業に対し、AIによる判断の正当性、回答速度、コスト/FinOps、セキュリティといった問題を解決し、ガバナンスの確保と継続的な改善につなげる。

 AIの判断の正当性や回答速度、障害時のリカバリー対応など、AIエージェントの運用で重要になる要素を、日立の評価フレームワーク「R2O2.ai」に基づいて観測・改善する。同時に、AI基盤の総コストとビジネス価値のバランスを継続評価し、IT部門・財務部門・利用部門が共通基準でコストを判断可能な体制を構築する。

 セキュリティ/データアクセス制御については、外部連携によるデータアクセスを、MCP(Model Context Protocol)などの標準プロトコルで管理・制御する。データガバナンスを強化し、AI利用時の意図しないデータ流出や認証情報の改竄に対処する。

 ユーザー企業におけるAIエージェントやAIアプリケーションの開発・運用効率を高める施策を支援する。開発/API基盤を整備してリソースと実装済み機能を可視化し、同じ機能を重複して開発してしまうような問題を防ぐ。

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日立製作所 / AIエージェント / ITコンサルティング / マネージドサービス / AIガバナンス / FinOps / 生成AI / サイト信頼性エンジニアリング

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