元々、建設土木系の技術者だった筆者は、21世紀になって情報システム分野にどっぷり関わりをもつようになった。以来、情報システムの醍醐味や面白さを味わいながらも、何か変だな? と感じることも多い。この「何か変?」を追求し、是正勧告をするのが本コラムの趣旨である。是正勧告というと少し仰々しいが、具合の悪いところを改めるように説き勧めることであって、決して批評や批判ではない。あくまでも前向きの提言である。是正しなければ無駄も多く、せっかくのテクノロジーが活かされない。それは産業力を弱め、ひいては国力を弱めることになる。こういう思いに至るのは、学生時代に培われた改革スピリットが私を突き動かすようである。
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