本号の特集は「マスターデータ統合」だと編集部から聞いた。そこで今回は、このテーマに焦点を当てる。企業活動に必須のデータには、構造化データと非構造化データがある。数値やテキストが構造化されたデータは、データベースの主流だった。社員がそれぞれ情報端末を持つようになって、文書や画像、メールやイントラネット、それに社内SNSのような非構造化データが、コミュニケーションを支えるようになってきた。管理のうえで始末の悪いファイルサーバーのように、膨張し続ける非構造化データの扱いはなかなか厄介なものである。
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