マスター統合によるエンタープライズデータ統合——多くの企業の情報システム部門にとって、これは20年以上前から重要課題とされてきた。誰もが、きちんと整備・統合すべきことは分かっている。しかしデータの統合そのものは新たな収益を生まないし、何よりもシステムが動いているという現状がある。目に見える不都合はないため、常に先送りにされてきたのだ。
マスター統合によるエンタープライズ・データ統合——多くの企業の情報システム部門にとって、これは20年以上前から重要課題とされてきた。誰もが、きちんと整備・統合すべきことは分かっている。しかしデータの統合そのものは新たな収益を生まないし、何よりもシステムが動いているという現状がある。目に見える不都合はないため、常に先送りにされてきたのだ。
しかし、それももはや限界だろう。企業活動のIT依存度の高まりとインターネットによる経済のグローバル化の進展は、データの不整合はもとより、部分最適のデータを許さない。合理的な指標に基づく経営方針の策定や日々の経営実態の把握、顧客サービスの高度化、あるいはSOA(サービス指向アーキテクチャ)やSaaSといったITの活用・・・。様々なシーンでデータ統合が前提になってきた。
そこで本特集は、マスターデータ統合に焦点を当て、アプローチと具体的な方策、そしてマスターデータ管理向けのIT製品の状況を提示する。マスターデータ統合は決して単純でも簡単でもない。しかし企業情報システムの進化、そして経営の高度化に不可避な道である。(本誌)
- PART1 高まるマスターデータ統合への機運
- PART2 マスターデータをどう捉えるべきか
- PART3 マスター不整合が引き起こす経営課題
- PART4 マスターデータ統合の難所と実践へのアプローチ
- コラム
- PART5 ERP中心から汎用、SOA基盤まで主要MDM製品の特徴
会員登録(無料)が必要です
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-





