日本通運は2008年1月、通運業務を支えるシステムの一部を刷新した。プロジェクトに与えられた時間は、わずか5カ月。2007年7月に開発を開始し、同年12月31日に移行を開始するという短期決戦だった。鉄道サービスを利用するという業務の特性上、スケジュールには1日の遅れも許されなかった。 (聞き手は本誌編集長・田口 潤)

佐々木 康
日本通運 通運部 課長
1991年に入社。貨物ターミナルや営業部での業務を経て、2005年から本社通運部に勤務。今回のプロジェクトでは、システム利用実態調査や業務要件の取りまとめ、ユーザーとの情報共有、操作方法の教育などを担当した。

長田 尚丈
日本通運 IT推進部
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