日本IBMは2009年10月21日、コラボレーション支援の新製品「IBM LotusLive Engage V1.0」を発表した。グループウェア機能やWeb会議機能をSaaSとして提供する。同社が同月発表したメールサービス「LotusLive iNotes」とともに、SaaSによるコラボレーション基盤のポートフォリオを拡充する。
LotusLive Engageは、次の3種類のサービスで構成する。ファイル共有やソーシャルネットワーキングサイト(SNS)機能などを備えたコミュニケーション基盤「IBM LotusLive Connections V1.0」、15人程度の小規模Web会議機能を提供する「IBM LotusLive Meeting V8.2」、1000人程度の大規模Web会議機能とイベント管理機能を組み合わせた「IBM LotusLive Events V8.2」の3サービスだ。これらはそれぞれ単独でも販売する。
既存の自社運用型Lotus製品との連携機能を充実させた。LotusLive ConnectionsはSNS構築ソフトの「Lotus Connections」やコンテンツ管理ソフトの「Lotus Quickr」と、LotusLive Meetingsと同EventsはWeb会議ソフトの「Lotus Sametime」と、それぞれ統合して運用できる。「本社には自社運用型、支店展開用や外出の多い社員向けにSaaSを選択するといった運用が可能」(ソフトウェア事業Lotus事業部長の三浦美穂氏)。
企業向けを意識し、セキュリティ対策を強化した。「開封のみ許可」「編集まで許可」といったアクセス権を、ファイル単位で設定できる。アクセス権は複数ユーザーをまとめたグループ単位で設定可能。設定は電子メールアドレスの登録だけなので、社内・社外のメンバー問わず共通のルールでアクセス権を設定できる。現状ではアクセス制限はLotusLive内のみで、ダウンロードしてローカルに保存したファイルに対するアクセス制限は切れてしまうが、同社では将来的にローカルファイルにもアクセス制限を継続する仕組みを用意したい考えだ。
Webブラウザ経由のほか、Lotus Notesクライアントからの利用も可能。Notesクライアントに専用のプラグインをインストールすると、LotusLiveの各機能にワンタッチでアクセスできる。Salesforce.comやLikedInなどとの連携も可能で、たとえばSalesforce.comで管理した顧客情報を基に、Webカンファレンスへの招待メールを顧客に送信し、Meetingsで出欠状況を確認するといった運用が可能になる。
サービスはパートナーを通じて提供する。パートナーからの提供形態は2種類を用意した。(1)サービスをカスタマイズなしで提供し、IBMがサポートを担当、(2)サービスをカスタマイズを加えてパートナーの自社サービスとして提供し、サポートもパートナーが担当、の2種類だ。(2)の場合はサービス名称もパートナー独自のものを付けられる。
料金はすべて税別で、LotusLive Connectionsが1ファイル投稿者あたり年額1万6800円。同MeetingsはWeb会議聴講者14名までの場合、年額6万7000円。同EventsはWeb会議聴講者999名までの場合、年額13万5600円。同EngageはWeb会議聴講者14名までの場合、年額7万9000円から。
(修正)LotusLive Eventsの価格の価格を「13万5000円」としていましたが、「13万5600円」の誤りでした。お詫びして訂正いたします。上記2点はすでに修正済みです。(2009年11月12日午後7時57分)
IBM / Lotus / グループウェア / SaaS / Notes/Domino
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