現場の情報活用に照準 個々の視点に合わせた画面表示を工夫
統計解析手法を駆使した専門家向けのものから、一般社員が日々の業務で使うものまで、BIツールの幅は広い。 本パートでは、その中でも「オペレーショナルBI」、つまりは現業部門の担当者が使うことを意識した製品を中心に、最近のトレンドを紹介する。
BIツールは利用法や想定するユーザー層の違いから、備える機能が異なる。定型的な報告内容を表示するレポーティングや、売り上げなどの業績をモニタリングするダッシュボードは、ユーザー部門や経営層が簡単にデータをチェックできることを想定した機能だ。
これに対し、データをさまざまな視点で分析処理するOLAPや、データの中から一定の傾向を抽出し、新たな気づきを与えるマイニングなどは、一般的に分析専任者が扱う高度な機能に位置づけられる。BIツールを導入する際は自社の使い方に照らし、それに見合う機能を備えた製品を選択することが必要だ。
主要なBIツールを以下にまとめた(表6-1、6-2、6-3)。主な特徴やトレンドを紹介しよう。
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【次ページ】見せ方/探し方に工夫、メモリー上で処理高速化も
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