グローバル企業はサプライチェーンを構築/強化するにあたり、何に課題意識を持ち、重視しているのか。PwCが世界のグローバル企業を対象に調査した「グローバル・サプライチェーン・サーベイ2013」をもとに、日本企業が取り組むべき課題を考察する。
サプライチェーンの高度化が納期遵守率向上や利益に寄与

本調査は、グローバル企業のサプライチェーンの状況や課題を明らかにすることを目的にしている。調査対象は、欧州、北米、アジア地域の500超のグローバル企業で、規模や業種は問わない。回答者は主にサプライチェーンの責任者となる。
回答企業を「サプライチェーン先進企業」(上位20%)と「サプライチェーン後進企業」(下位20%)に分類している。これは、両者のパフォーマンスを比較することで、サプライチェーン先進企業の成功要因を探るためだ。以下、主要な調査結果をまとめた。サプライチェーン先進企業の取り組みや効果を見ていこう。
サプライチェーン先進企業と後進企業の、納期遵守率、在庫回転率、支払金利前税引前利益(EBIT)を比較した結果が図1だ。
先進企業は納期遵守率が96%であるのに対し、後進企業は79%に留まる。一方、年間の在庫回転率は先進企業が15で、後進企業は4となっている。
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