システムエグゼは2018年4月25日、Oracle Databaseのシステム監査ログを収集するデータベース監査ソフトの新版「SSDB監査 Logger for Oracle Ver.2.2」を発表した。2018年5月15日から販売する。
SSDB監査 Logger for Oracleは、RDBMS(データベース管理システム)ソフトのOracle Databaseが生成するシステム監査ログを収集するソフトである。Oracle Database標準の監査ログ出力機能を利用するため、監査対象のOracle Databaseに多少の負荷がかかるが、データベースアクセスのすべてを収集できる。
データベースアクセスのすべてを記録できるため、個人情報や会計情報といった重要データの漏洩、不正アクセス、改ざんなどの抑止に効果がある。さらに、不正アクセスを早期に発見できる。万が一事故が発生した際の原因究明や、被害範囲の特定にも役立つ。
SSDB監査 Loggerは、データベースの監査ログの取得に特化したソフトである。どの項目をどんなスケジュールで取得するのかをGUIで設定できる。収集したログは、ログ格納用のRDBMSに格納して管理する。ログの分析は別途、システムエグゼのログ分析ソフト「SSDB監査 Report Manager」や、他社の統合ログ管理ソフト(インフォサイエンスの「Logstorage」など)を使う。
新版では、クラウド上のデータベースとして、Oracle Cloud InfrastructureやOracle Database Cloud Serviceの上に構築したOracle Databaseを監査できるようにした。さらに、SSDB監査 Logger for Oracle自身をOracle Cloud Infrastructureにインストールできるようにした。
価格(税別)は、監視対象1台の最小構成で50万円。ログ分析ソフトのSSDB監査Report Managerは50万円。