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JBS、「Oracle Database@Azure」の販売を開始、オンプレミスからの移行を支援

先行事例として川崎重工がPoCを実施中

2025年12月16日(火)IT Leaders編集部、日川 佳三

日本ビジネスシステムズ(JBS)は2025年12月16日、「Oracle Database@Azure」を販売開始した。Microsoft Azureのデータセンターにデータベースサーバー「Oracle Exadata」を設置して、Oracle Databaseをクラウドサービスとして提供する。ユーザー企業がオンプレミス環境で運用するOracle Databaseのクラウド移行プロジェクトを支援する。先行事例として、川崎重工業がPoCを実施中である。

 日本ビジネスシステムズ(JBS)が販売を開始した「Oracle Database@Azure」は、Microsoft Azureのデータセンターで稼働するデータベースサーバーマシン「Oracle Exadata」をクラウドサービスとして利用可能にするサービスである(関連記事オラクル、Oracle Database@Azureを東日本リージョンで提供開始、1年以内に西日本でも提供)。

図1:オンプレミスからOracle Database@Azureへの移行イメージ(出典:日本オラクル)
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 JBSは、同サービスの提供で、ユーザー企業がオンプレミス環境で運用するOracle Databaseのクラウド移行プロジェクトを支援する。Oracle Database@Azureの構築・初期設定を行った後、検証のために既存環境から一部のデータを移行してPoC(概念検証)を行う。運用負荷の軽減効果と移行前後の互換性を検証したうえで本番移行する。

 JBSは、「Oracle Databaseの継続利用を希望するものの、セキュリティ要件や技術的な制約などからクラウドへの移行が難しかった企業に向く」と説明。Azure環境の下、安全かつ効率的にミッションクリティカルなデータを活用できるようになるとしている。

 JBSが支援する先行事例として、川崎重工業(本社:東京都港区)がPoCを実施中である。システムの性能向上や運用負荷軽減などの改善を続け、約半年間かけて安定稼働を見極める。重要なデータをAzure上に配置して、生成AIやエージェンティックAI、分析機能の活用を見据えて、低遅延かつ信頼性の高い基盤の構築を進めるという。

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