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サカタのタネ、データ仮想化で新旧システム間の連携課題を解決

2026年1月29日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

サカタのタネ(本社:神奈川県横浜市)は、それぞれのシステムに蓄積したデータをシステム間で相互に利用できる環境を整備した。また、社内にあるデータをエンドユーザーが欲しい形式(表形式)で入手できるようになった。このためのデータ仮想化ソフトウェア「Denodo Platform」を提供したDenodo Technologiesが2026年1月29日に発表した。

 サカタのタネには、既存資産を大切にして長く使い続ける文化がある。ITシステムも同様に、導入済みのシステムを長期間にわたって活用している。しかし、製品の老朽化やメーカーのサポート終了によって、新旧システム間の接続に課題が生じていた。

 例えば、システム間のデータ連携が難しいことから、正確な情報をタイムリーにユーザーに提供できていなかった。ローコード開発ツール「OutSystems」から既存データソースに接続することも難しかった。システム間をつなぐアダプターのサポート切れにより、BIツールとの接続にも問題があった。

 こうしたなか、システムに部分的な変更があってもサービスを継続的に運用でき、複数のデータソースや異なる形式のデータを統一された方法で利用可能なデータ管理層として、データ仮想化ソフトウェア「Denodo Platform」を導入した(関連記事データ仮想統合ミドルウェア新版「Denodo Platform 9.0」、RAG構成AIシステムの構築を容易に)。

 Denodo Platformは、データベースやWebサービスなど各種のデータソースを、複製することなく生データのまま仮想化するミドルウェアである。仮想統合したデータには、SQLやWeb APIなど各インタフェースでアクセスできる。集計済みデータをRDBMS上にキャッシュしてデータアクセスを高速化する機能も持つ。

 サカタのタネは、Denodo Platform導入後、各システムに蓄積したデータを相互に利用できる環境を整備した。これらのデータを利用したアプリケーションをローコードツールで開発できる環境も構築した。現在、数十のアプリケーションを、情報システム部内の担当者2人で開発・運用している。

 Denodo Platformの導入により、ユーザーが欲しい形式でデータを取得できるようになった。これまで活用できていなかったデータも活用できるようになった。「WebサービスのAPI経由で得たデータを、エンドユーザーが利用しやすい表形式に変換している。Denodo Platformがなかったらできなかった」(同社)。

 現在は、ユーザー自身によるデータ利活用を進めるため、Denodo Platformのデータカタログをユーザーに開放することを検討している。AIの活用も視野にいれている。

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サカタのタネ / データ仮想化 / Denodo Technologies

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