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基幹システムの前後・例外処理をアプリケーション化するSI「Natic Low Code」─双日テックイノベーション

OSSのローコード開発/Webデータベース「Pleasanter」を利用

2025年12月5日(金)IT Leaders編集部、日川 佳三

双日テックイノベーション(STech I)は2025年12月4日、ローコード開発のSIサービス「Natic Low Code powered by Pleasanter」を発表した。Excelで処理するような、基幹システムの標準機能ではカバーできない現場固有の周辺業務を短期間・低コストでアプリケーションにする。ローコード開発ツールにインプリムのオープンソースソフトウェア「Pleasanter」を利用する。

 双日テックイノベーション(STech I)の「Natic Low Code powered by Pleasanter」は、ローコード開発によるSIサービスである。ERPやBPMといった企業の基幹システムの前後・例外処理をアプリケーションとして構築する。現場担当者がExcelでこなすような、これまでシステム化の対象外とされてきた小規模・隙間的な処理をカバーするとしている(図1)。

図1:ローコード開発によるシステム構築サービス「Natic Low Code powered by Pleasanter」の概要(出典:双日テックイノベーション)
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 ローコード開発ツールに、インプリムが開発・提供するオープンソースソフトウェア(OSS)の「Pleasanter(プリザンター)」を用いる。OSSを活用することで、利用者増や機能拡張に伴うライセンス費用の増大を抑えながら、拡張性を確保している。

 Pleasanterは、Webデータベース型のアプリケーション開発・実行基盤である。稼働環境をオンプレミスとクラウドの両版から選べる。顧客情報管理や資産管理など、200種類を超える業務テンプレートを標準で用意し、プログラミングの知識がなくてもGUI操作で現場に合った業務アプリケーションを構築できる。また、申請・承認ワークフロー機能や、権限管理や監査ログなどのセキュリティ機能を備えている。

画面1:ローコード開発ツール「Pleasanter」で開発した画面の例(出典:インプリム)
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 ブラウザ画面で蓄積したデータを可視化・分析するユースケースを提案している(画面1)。データの可視化では、時間軸での管理にカレンダーやガントチャートを、進捗確認にバーンダウンチャートや時系列チャートを表示させることができる。データ分析では、クロス集計や分析チャート、タスク管理にはカンバンなど目的に応じた表示を選択できる。また、画像ライブラリでビジュアル資産を一元管理可能である。

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双日テックイノベーション / ローコード / SI / PaaS / 基幹システム / Excel

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