TISは2019年3月22日、クラウド型のAI-OCRサービス「Paper Searcher」を発表、同日提供を開始した。スキャンしてPDF化した紙資料をクラウドにアップロードするだけで、手書き文字をテキストデータ化できる。PDFとテキストデータをクラウドストレージに保管し、検索もできる。価格(税別)は、帳票枚数による従量課金制で月額10万円から。
Paper Searcherは、クラウド型のAI-OCR(光学文字認識)サービスである。手書きの文字を含んだ紙の資料をテキストデータに変換できる(画面1)。AI-OCRエンジンにはCogent Labsの「Tegaki」を使う。
画面1:Paper Searcherの検索画面イメージ(出典:TIS)拡大画像表示
テキスト領域は、自動で検知する。読み取り領域を事前に指定する必要がないため、非定型フォーマットの書類を容易に電子化できる。また、業界用語、化学物質名、企業用語などを辞書に登録できる。これにより、テキスト化の精度を上げられる。
今後は、協業企業とともに、周辺サービスを組み合わせて業務を支援するサービスを展開していく。例えば、帳票の種類に応じて振り分けてから帳票OCRに連携させる「帳票振分ソリューション」を2019年春に提供する。
ファクスとの連携では、トランザクトのクラウド型ファクスサービス「TransFax」と連携し、受信したファクスをデジタル化するサービスを提供する。RPAソフトとの連携では、RPAソフト「UiPath」と連携し、申請書の処理を自動化したり、テキスト化したデータを業務システムに自動で入力したりするサービスを提供する。
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