[新製品・サービス]

さくらインターネット、押印をオンラインで完結する「電子契約プラットフォームβ」を開始

2020年6月25日(木)IT Leaders編集部

さくらインターネットは2020年6月24日、インターネット環境から電子サインを行い、契約プロセスを電子化できるクラウドサービス「電子契約プラットフォームβ」を開始した。押印プロセスのオンライン化によってリモートワークを支援する。ベータ版の提供期間中は無料で利用できる。

 電子契約プラットフォームβは、Webブラウザから簡単に利用できる、電子契約の基盤サービスである(図1)。クラウドサービスとして提供する。これまで契約時に用いてきた紙媒体への押印・発送、収入印紙の貼付などの

図1:電子契約プラットフォームβの概要(出典:さくらインターネット)図1:電子契約プラットフォームβの概要(出典:さくらインターネット)
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業務を不要にする。PDFファイルへの電子署名によって、詐称・改竄を防止する。

 日本商習慣に浸透する紙媒体と印鑑を用いる契約業務は、企業が推進するリモートワーク導入の際の課題である。同基盤を利用することによって、安全な状態で、場所を問わずに電子契約を行える。

 提供する機能は、以下の通り。

  • 電子サイン:電子サインを付与したPDFファイルの作成機能を利用できる
  • 文書管理:PDFファイルをクラウド上に保管し、いつでもアップロード・ダウンロードできる
  • AATL(Adobe Approved Trust Listプログラム)証明書を採用:Adobe Acrobat Readerの利用により、誰でも文書の完全性を検証できる(AATLに準拠した電子サインにつきPDFファイルを作成)

 さくらインターネットは今回、新機能の動作検証およびフィードバック収集を目的として、開発中のサービスを実験的に提供する。正式サービスとして提供するまでの間、限定的なサービスレベルで利用できる。

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