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JBS、Windows PCを遠隔でキッティングできるWindows Autopilot環境を構築するサービス

2020年9月30日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

日本ビジネスシステムズ(JBS)は2020年9月30日、Windows 10搭載PCをリモートで設定できる「Windows Autopilot」の環境を、最短1カ月で構築するサービス「リモートキッティングスターターパック」を開始した。ヒアリングシートを用いて設計に必要な情報をJBSに提出するだけでWindows Autopilotを利用できるようになる。

 JBSの「リモートキッティングスターターパック」は、Windows Autopilotの環境を構築するサービスである(図1)。ユーザー企業は、ヒアリングシートを用いて設計に必要な情報をJBSに提出するだけで、Windows Autopilotを利用できるようになる。最短で1カ月後に環境を引き渡せるとしている。引き渡し後すぐに利用できるように、利用マニュアルも付属する。

図1:「リモートキッティングスターターパック」の提供イメージ(出典:日本ビジネスシステムズ)図1:「リモートキッティングスターターパック」の提供イメージ(出典:日本ビジネスシステムズ)
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 Windows Autopilotは、日本マイクロソフトが提供している、Windows 10のインストールや設定をリモートから実施できる機能群である。インターネットを経由してWindows PCの初期設定が完了するため、PCのキッティング作業のために出社する必要がなくなる。PCは、ベンダーからエンドユーザーに直送できる。

 JBSのリモートキッティングスターターパックを利用すると、Windows Autopilot環境を簡単に導入できる。一般的には、Windows Autopilotへのデバイス登録に際し、管理者がデバイスごとのハッシュ値を作成して登録する必要がある。一方、JBSのサービスでは、デバイスの「モデル名」、「シリアル番号」、「ハードウェアベンダー名」の情報があれば、デバイスを登録できる。

 背景について同社は、PCのキッティング作業のためにオフィスへの出社を余儀なくされている情報システム部門の存在を挙げる。「ハードウェアベンダーから届いた新しいPCをオフィスで受け取り、自社ネットワーク環境に接続して設定し、ユーザーに引き渡す、という一連の作業には、出社が必要であるだけでなく、輸送コストや、ユーザーの受け取りまでに時間がかかるなどの課題がある」(同社)。

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