三菱UFJ銀行は、全行員3万3000人が使うLMS(学習管理システム)に、操作方法のガイドなどをオーバーレイ表示できるツール「テックタッチ」を導入した。操作方法のガイド、入力チェックの設定、学習コンテンツの内容や受講状況について、画像ツールチップで案内するようにした。テックタッチを開発・提供するテックタッチが2021年2月8日に発表した。
三菱UFJ銀行は、自律的なキャリア形成と人材育成のため、行内でLMS(学習管理システム)を運用している。こうした中、コンテンツや研修を登録する際の操作方法に関する問い合わせが多く、対応に負荷がかかっていた。今回、LMSの操作方法のガイド、入力チェックの設定、学習コンテンツの内容や受講状況について、画像ツールチップで案内するようにした。
ツールとして、操作方法のガイドなどをオーバーレイ表示できる「テックタッチ」を導入した(関連記事:アシスト、Webシステムの画面上にリアルタイムに操作ガイドを表示できる「テックタッチ」を販売)。Webシステムの画面上に、カーナビのようにリアルタイムに操作ガイドを表示できるサービスである。操作ガイドは、専用のプラグインを導入したWebブラウザで再生できる(画面1)。
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テックタッチでは、操作方法をガイドできることに加えて、入力値のチェックもできる。プログラミングすることなく、入力項目ごとに「全角文字列のみ」、「英数字のみ」といった設定ができる。条件分岐も設定できる。例えば、入力した金額に応じて次に表示する案内を変更したり、部署や権限によって表示する案内を変更したりできる。
三菱UFJ銀行は今後、テックタッチを適用する領域を広げる。LMS(学習管理システム)以外の各業務システムへの展開を予定している。