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山陰合同銀行、タブレットで行員と対話しながら口座開設を可能に、2021年5月から全店展開

2021年4月19日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

山陰合同銀行(本社:島根県松江市)は、来店が必要な取引でもタブレットで顧客と行員が対話しながら手続きを完結させられるシステムを導入した。2021年4月8日から試行店で、タブレットを利用した普通預金の口座開設を開始している。同年5月から全店に展開する予定である。対象業務も順次拡大していく。

 山陰合同銀行は、来店が必要な取引でもタブレットで顧客と行員が対話しながら手続きを完結させられるシステムを導入した(図1)。タブレットを使って顧客と対面で本人確認や取引情報の入力を行い、取引の実行までペーパーレスで実施できる。2021年4月8日から試行店で、タブレットを利用した普通預金の口座開設を開始している。2021年5月から全店に展開する。対象業務も順次拡大する。

図1:営業店での「&port.」の活用イメージ(出典:山陰合同銀行)図1:営業店での「&port.」の活用イメージ(出典:山陰合同銀行)
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 導入したシステムは、NTTデータが開発・提供している金融機関の営業店向けのタブレットシステム「&port.(アンポート)」である。山陰合同銀行は、&port.のファーストユーザーにあたる。NTTデータは、&port.によって店舗を「手続きの場」から「相談・営業の場」へシフトできる、とアピールする。

 &port.を使うと、顧客と行員が対話しながらタブレットに直接入力できる。帳票を電子化できるので、ペーパーレスで取引が完結する。顧客との対話密度が上がるので、営業力も高まる。タブレットで手続きを実施した際の役席承認や事後の取引履歴照会は、汎用PCで実行できる。PC上で各種勘定系の照会もできる。

 今後の機能強化では、NTTデータの銀行業務アプリケーション「BeSTA(ベスタ)」を利用する共同センターの各種サービスと連携できるようにする。また、顧客のスマートフォンと連携できるようにする。顧客は、来店予約時に事前に手続内容を入力し、来店時にはスマートフォンだけで簡単に手続きを実施できるようになる。

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