[事例ニュース]

JA山梨厚生連、CO2センサーで密状態を検知するシステムをノーコードで構築

IT部門に頼ることなく総務部門だけで構築

2021年8月11日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

山梨県厚生連健康管理センター(JA山梨厚生連)は、CO2センサーで密状態を検知するシステムをノーコード開発で構築した。アステリアのIoT/エッジデータ基盤「Gravio」を用い、IT部門に頼ることなく総務部門だけで構築した。Gravioを提供したアステリアが同年8月11日に発表した。

 山梨県厚生連健康管理センター(JA山梨厚生連)が、CO2(二酸化炭素)センサーで密状態を検知するシステムを構築した。ノンプログラミングを特徴とするアステリアのIoT/エッジデータプラットホーム「Gravio」を用いて、IT部門に頼ることなくシステムを構築している(写真1関連記事オフィスでIoTセンサーを活用するソフト、アステリアがセンサー込みで提供)。

写真1:外来受付での利用シーン(出典:アステリア)写真1:外来受付での利用シーン(出典:アステリア)
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 JA山梨厚生連は、年間約12万人の山梨県民が、健康診断や人間ドックを受診する健康診断施設。事業継続上、新型コロナウイルス感染防止への対応が急務だったった。今回、感染対策の一環として、室内を換気すべきタイミングか否かを現場スタッフが一目で判断できるシステムを構築した。

 CO2濃度の推移に応じて、警告ライトの色が3色に変化することで、受診者とセンタースタッフは、常に最新のCO2濃度を確認できる。室内喚起目安である「CO2濃度が1000ppm以上」になると警告ライトが赤色に点灯し、自動的に現場管理者にメールで通知する(写真2)。

写真2:CO2センサーで計測したCO2濃度の数値を表示し、濃度に応じて警告ライトの色を3色に変化させる。受診者とセンタースタッフは、常に最新のCO2濃度を確認できる(出典:アステリア)写真2:CO2センサーで計測したCO2濃度の数値を表示し、濃度に応じて警告ライトの色を3色に変化させる。受診者とセンタースタッフは、常に最新のCO2濃度を確認できる(出典:アステリア)
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 システムの開発にあたっては、IT部門の人的リソースが限られていることが課題だったため、ノーコード開発を選択した。プログラミング経験がない総務部企画管理課長兼総務課長が独力で構築。数日間でIoTセンサーの設置から設定までを完了している(図1)。IoTセンサーは、待合スペース、受付カウンター、カフェスペースなど、施設内各階1~3階の計14カ所に設置している(表1)。

図1:CO2センサーなどシステムの配置図(2Fフロアの場合)(出典:アステリア)図1:CO2センサーなどシステムの配置図(2Fフロアの場合)(出典:アステリア)
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 今後は、院内での入退室管理や、GravioのAI画像推論を活用した待合室の混雑状況の検知など、IoT/AIを積極的に活用する計画である。

表1:各種装置・デバイスの設置状況(出典:アステリア)
設置場所 施設内各階1~3階 計14カ所
待合スペース、受付カウンター、カフェスペースなど
設置しているデバイス(センサー) LED表示パネル:9個
(Gravio LEDマトリックス)
ドット型LEDを活用した電光掲示板で、Gravioの機能によって任意の文字列を表示する。今回はCO2センサーの値を表示することで受診者に安心感を供与している
警告ライト:14個
(Gravio ライト)
Gravioの機能によってある条件下で点灯させることと3色の点灯色の設定が可能。今回のシステムではCO2濃度によって点灯する色が変わる仕様。濃度が1000ppmを超えると赤色に点灯し3密状態の警告と換気するタイミングであることを告知
CO2センサー:14個
(Gravio CO2センサー)
空気中のCO2濃度を計測するGravioオリジナルセンサー。CO2は人の密集度が高まると濃度が高まるため、3密状態の検知が可能
デバイス(センサー)制御・運用基盤 Gravio Hub:1台
ノートPC:2台
センサーから送られたデータをエッジコンピューティングにより制御する中継装置。センサーなどの各種デバイスから届くデータや動作を統合管理する上記機能の運用基盤
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