NTTデータ関西は2022年4月12日、クラウド移行支援SIサービス「xCooS(クロスコース)」を発表した。ユーザー企業の情報システムをパブリッククラウドにそのまま移行する“クラウドリフト”の支援を関西エリアを中心に提供する。クラウドインテグレーター(CIer)のターン・アンド・フロンティア(大阪府大阪市)と共同で、同サービスの提供、営業活動、将来のサービス開発などを実施する。販売目標として、同サービスを活用した事業全般で今後5年間で50億円を掲げる。
NTTデータ関西の「xCooS」は、ユーザー企業の情報システムをパブリッククラウドにそのまま移行する“クラウドリフト”を支援するSIサービスである。クラウドリフトに必要な、事前コンサルティング、クラウド上でのシステム構築と移行、移行後の監視運用サポートまでをワンストップで提供する(図1)。
拡大画像表示
NTTデータ関西は、クラウドインテグレーター(CIer)のターン・アンド・フロンティア(大阪府大阪市)と共同で、同サービスの提供、営業活動、将来のサービス開発などを実施する。移行先のパブリッククラウドとして、まずはAmazon Web Services(AWS)に対応し、今後は順次対応クラウドサービスを拡充する。
事前のコンサルティングでは、セキュリティやコストなど、目的別の診断サービスを提供する。システム料金診断では、クラウド基盤の利用状況を料金から把握して診断し、システム構成をアセスメントする。セキュリティ診断では、クラウド基盤の標準セキュリティ診断機能を利用して、システム基盤をアセスメントする。性能診断やクラウド移行診断も実施する。
システム構築では、クラウド環境の構築、クラウドへの移行作業、接続回線の導入と提供までを総合的に支援する。要件に基いてサーバーリソースの規模を算定し、クラウド基盤(IaaS/PaaS)のセッティングや構築を実施する。ネットワーク面では、クラウド基盤へ接続するダイレクトコネクトやインターネットVPNなどの回線まわりを設計・構築する。
導入後のサポートでは、24時間365日の監視や技術サポートによる保守運用サービスを提供する。クラウド基盤の構築・運用における技術面や利用課題に関する問い合わせに対応する。クラウド上の新技術やサービスについても、要望に基いて実行可能性を検証する。