[新製品・サービス]
Quollio、メタデータ管理の成熟度を可視化し、改善のロードマップを示す診断サービスを提供
2025年8月29日(金)愛甲 峻(IT Leaders編集部)
Quollio Technologiesは2025年8月28日、メタデータ管理状況の診断サービス「メタデータマネジメント成熟度アセスメントサービス」を同年9月1日から提供開始すると発表した。業界標準の成熟度モデルやフレームワークを参考とした独自のサービスで、7つの評価軸により、企業のメタデータの充足度を5段階で判定。現状の可視化や改善に向けたロードマップを提示する。料金は無料で、診断期間は3週間を目安とする。
Quollio Technologiesの「メタデータマネジメント成熟度アセスメントサービス」は、企業のメタデータ管理の成熟度を診断し、現状の把握や改善に向けた方策の検討を支援するサービス。50項目のアセスメントシートでメタデータの充足度を診断し、以下の7つの評価軸に基づいて、5段階のレベルを判定。メタデータ管理の現状を可視化し、改善のためのロードマップを提示する(図1)。

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同サービスは、業界標準の「DMM(Data Management Maturity Model)」や「DMBOK成熟度フレームワーク」を参考に、同社のメタデータ管理・活用システムの導入・構築・運用における顧客支援の知識や知見を踏まえて独自開発したものだという。7つの評価軸と5段階のレベルは以下のとおり。
カテゴリ(評価軸)
- テクニカル/オペレーショナルメタデータ
- ビジネスメタデータ/基本的な用語と定義
- ビジネスメタデータ/ビジネスルールと関係性
- ビジネスメタデータ/ビジネスモデルと多様な視点
- ビジネスメタデータ/データリネージとビジネス文脈
- メタデータ品質とガバナンス
- メタデータ活用と組織文化
レベル
- Level 0:初期段階
組織がデータを単なる業務の副産物として扱い、体系的な管理や活用が行われていない状態 - Level 1:管理段階
基本的な管理プロセスが確立され始め、データの価値が認識され始めている状態 - Level 2:標準化段階
組織全体で標準化されたプロセスとツールが導入され、効果的な管理が実現されている状態 - Level 3:最適化段階
データ管理が高度に自動化され、積極的な価値創出が行われている状態 - Level 4:変革推進段階
組織全体でデータドリブンな文化が定着し、エコシステムレベルでの価値創造が実現されている状態
Quollioはサービスの利用メリットとして、メタデータ管理の現状把握や課題抽出、改善点の明確化やロードマップ構築、データ探索などの業務効率化やデータ品質の向上などを訴求する。定期的な診断でメタデータ整備の進捗や充足度を継続的に評価することで、データ活用効果のさらなる向上も見込めるという。
生成AIの普及と共にデータ活用の重要性が高まる中、多くの企業はデータの所在や意味の属人化、部門間でのデータ解釈の相違など、さまざまな問題に直面している。Quollioは、「データの説明」「利用方法」「文脈」を体系的に定義するビジネスメタデータの適切な管理はこれらの問題の解決策となりえるが、その重要性が十分に認知されていないと指摘。「業界全体の底上げに貢献すべく、本サービスの提供を決定した」(同社)という。
提供形態はスプレッドシートまたはWebフォームへの入力によるセルフチェック形式で、製造業、流通・小売、金融、通信を中心に、DX推進やデータ活用を重要課題とする全業種の大企業を対象とする。料金は無料で、顧客企業には希望に応じて年次でフルパッケージを、一般企業には1回のみ簡易版を提供。診断は3週間を目安に実施する。