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アシスト、Zabbixアプライアンスを販売、初期設定済みで導入・運用負荷を軽減

2025年12月9日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

アシストは2025年12月5日、Zabbix Japanの「Zabbixアプライアンス」を販売開始した。システム監視ツール「Zabbix」をプリインストール/初期設定済みで提供するアプライアンス製品で、ハードウェアアプライアンスと仮想アプライアンスを用意した。ハードウェアアプライアンスの価格(税込み)は、高性能モデルのハードウェアが55万円、サポートとサブスクリプション費用が年額121万円。

 アシストが販売を開始した「Zabbixアプライアンス」は、システム/ネットワーク監視ツール「Zabbix」をプリインストール/初期設定済みで提供するZabbix Japanのアプライアンス製品である。データベースのチューニングや周辺ソフトウェアの設定まで実施済みの状態で提供する。導入してすぐにネットワークやサーバーの監視を開始できるとしている。

写真1:ハードウェアアプライアンス「Zabbix Enterprise Appliance ZS-7700」の外観(出典:Zabbix Japan)
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 サーバーマシンとして提供するハードウェアアプライアンス(写真1)と、OVA(Open Virtual Appliance)ファイル形式の仮想サーバーイメージによる仮想アプライアンスの2つの形態を用意する。それぞれにフル機能版「Zabbixサーバー」と、監視プローブ専用版「Zabbixプロキシ」があり、ハードウェアのZabbixサーバーは高性能モデルと標準モデルの2つから選べる(表1)。

表1:「Zabbixアプライアンス」のラインアップ(出典:アシスト)
種別 製品名 形態とサイズ
ハードウェアアプライアンス
(サーバー)
ZS-7700 高性能モデル
推奨監視対象数:1000台
1Uラックマウント、幅43×奥行31×高さ4.4cm
ZS-5700 標準モデル
推奨監視対象数:200台
1Uラックマウント、幅43×奥行31×高さ4.4cm
ハードウェアアプライアンス
(プロキシ)
ZP-1700 手のひら大、幅8.1×奥行13.3×高さ3.2cm
仮想アプライアンス
(サーバー)
ZS-V700 VMware vSphere/
Oracle VirtualBoxで動作
仮想アプライアンス
(プロキシ)
ZP-V700 VMware vSphere/
Oracle VirtualBoxで動作

 アプライアンスによって運用負荷を軽減するニーズに応えて提供する。アシストによると、導入を検討する企業の声として、「関連ソフトウェアを含めた設定やチューニングの難しさ」「Linux環境に不慣れなことによる設定や運用への不安」「トラブル発生時にハードウェアとソフトウェアのどちらに原因があるかの切り分けの難しさ」などが挙がっているという。

 Zabbixは、オープンソースのシステム/ネットワーク監視ツールである。UNIX/LinuxやWindowsのエージェントによるサーバー監視、SNMP監視、リモートログイン(Telnet/SSH)とコマンド実行によるサーバー監視、ポート監視(ネットワークサービスの死活監視)などが行える。傾向から外れた状態をAIで検知する機能も備える(関連記事システム監視ツール新版「Zabbix 6.4」、大規模ネットワーク監視設定の変更を容易に)。

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アシスト / Zabbix / システム監視 / アプライアンス

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