アクシスソフトは2011年5月25日、Windows向けのリッチ・クライアント開発・実行環境の新版「Biz/Browser V」を出荷した。旧版「Biz/Browser XE」から約6年ぶりのメジャー・バージョン・アップとなる。新版では、HTMLの描画機能や、画面サイズに合わせた拡大縮小表示など、各種の機能を追加した。さらに、今回から開発環境「Biz/Designer V」を無償化した。
Biz/Browserは、Webシステムでありながら、Visual BasicやExcelで開発したアプリケーションのようなリッチな操作性を実現する、リッチ・クライアント製品。画面と業務ロジックを記述した独自のスクリプト・ファイル(CRS)をHTTPでやり取りすることで、リッチ・クライアントを実現する。Webブラウザ(HTML+JavaScript)よりも表現力と操作性が高い入力画面と出力帳票を実現できる。実行環境のBiz/Browserと、開発環境のBiz/Designerで構成する。
新版での主な機能強化点は3つある。
(1)Biz/Browserの画面内でHTMLを描画できるようにした。これにより、Webブラウザを前提としたWebアプリケーション画面を、Biz/Browserの内部で利用できるようになった。
(2)利用者の画面サイズ(解像度)によらず、常に同じ見た目の画面を使えるようにするスケーリング機能を追加した。解像度に合わせて項目の表示サイズを拡大・縮小する仕組み。
(3)表計算(スプレッド・シート)機能を強化し、Excel同様の操作(セルの色指定、枠線、計算式、インポート、エクスポート)ができるようになった。今後、ExcelファイルをBiz/Browserのファイル(CRS)に変換するコンバータの提供も予定する。
なお、今回の版から、開発環境のBiz/Designerを無償化した。従来版では、1開発者ライセンスが、登録料25万円(税別)、年額5万円(税別)だった。実行環境の価格はオープンだが、参考価格は、サーバー・ライセンスが4コアまでで450万円(税別)、年額90万円(税別)など。
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