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弥生、専門知識不要の会計SaaSで小規模事業者を支援

2012年7月24日(火)IT Leaders編集部

弥生は2012年7月24日、飲食や理美容、小売りといった小規模事業者向けの会計SaaSである「やよいの店舗経営オンライン」を発表した。同社初のクラウドサービスで、米MicrosoftのPaaS「Windows Azure」上に構築した。

 同社初のクラウドサービスで、米MicrosoftのPaaS「Windows Azure」上に構築した。提供開始は2012年9月3日。弥生のパートナープログラムに参加している会計事務所経由で販売する。月額料金は、操作サポート費用を含めて1470円。会計事務所に支払う顧問契約料は別途。1年間で3000ユーザーを獲得することを目指す。

 ユーザーである事業者は日々の売り上げや仕入れ、経費といった情報を、売上日報の形式でWebブラウザから入力する。仕訳を意識する必要はない。入力したデータをグラフ化し、収支状況を視覚的に把握することも可能。さらに、業種ごとにテンプレートを提供するという。

 会計事務所は、顧問先である事業者が入力したデータをブラウザで参照。そのまま弥生製の会計ソフトに取り込んで決算・申告業務を実施できるため、大幅な省力化を見込める。従来、小規模事業者は手書きやExcelを使って帳簿を作成することが多く、そうした帳簿上のデータを会計ソフトに入力し直す作業は会計事務所にとって大きな負荷になっていた。

 一方、同社は2014年までに既存のデスクトップ向け会計パッケージソフト群である「弥生シリーズ」をクラウド化させる意向である。具体的には、対応データベースを拡充。これまでのMicrosoft Access、Microsoft SQLServer、Oracle Databaseに加えて、SQL Azureを選択可能にする。

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