企業はビッグデータをどのように活用し、自社の競争力に結び付けているのか。ビッグデータに取り組む日本企業の活用事例をまとめた。
- ウェザーニュース[情報・通信業]
会員から寄せられる現地の気象情報を分析。詳細なエリアごとに的確な天気予報を配信できるようにする。ゲリラ豪雨などの局地的な天気も高い精度で予測できる。多い時には1カ月あたり100万件の情報が会員から届く。観測機の気象データも活用する
- 大阪ガス[電気・ガス業]
コールセンターに寄せられる給湯器などの修理依頼の内容から、交換が必要となりそうな部品を自動で割り出す。過去数百万件の修理履歴や機器の型番などをもとに適切な部品を自動抽出するシステムを自社開発した。修理作業員の業務効率化に寄与する
- カブドットコム証券[証券・商品先物取引業]
Twitterの投稿を分析する。特定キーワードの登場頻度と株価の動向に相関関係があるかどうかを分析する。顧客に対して適切な投資情報を提供することを目指す。「Hadoop」を使って大量の投稿から任意のキーワードを含むものを抽出する
- カルチュア・コンビニエンス・クラブ[サービス業]
TSUTAYA各店舗のPOSデータや、レンタル商品ごとの利用履歴、3000万人を超える会員の購買履歴を分析。キャンペーンやサービス向上、ゲームソフトを仕入れる際のメーカーとの交渉用資料作成などに役立てている。IBMの「Netezza」を導入し、分析処理のパフォーマンス低下を解消する
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