[ザ・プロジェクト]

「銀行の常識を打ち破る」―りそな銀行のオペレーション改革を支えるシステム基盤戦略

2015年5月21日(木)河原 潤(IT Leaders編集部)

公的資金注入から12年。2015年6月に公的資金の完済を見込み、再生から成長へと経営ステージの転換を図るりそなホールディングス。12年にわたるコスト削減と収益向上の取り組みで根幹をなしたのが、グループを挙げて推進するオペレーション改革プロジェクトだ。この12年間にどんな施策を展開し、それらを支えるためのシステム基盤をどう再生したのか。りそな銀行の常務執行役員オペレーション改革部担当兼システム部担当の白鳥哲也氏が改革の軌跡を明かす。東京都内で2015年5月15日に開催された富士通フォーラムの特別講演から紹介する。

連携データベースがクイックナビと勘定集計レスを支える

 次世代型営業店の目玉となったのが、銀行窓口の象徴的存在とも言えるハイカウンターを廃して導入した「クイックナビ」である(写真3)。行員が操作する端末とATMを連携することで、行員が顧客のATM操作を直にサポートしながら、その後の行内処理までを実行できるようにしたもの。ATMの操作に不慣れな顧客にすれば強い安心感が得られる。行員にとっても、顧客対応後に自席の端末から行わなくてはならなかった処理までを一気に完了できる。

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