米セールスフォース・ドットコムの日本法人は2015年6月18日、業務担当者がデータを分析するためのクラウドサービス「Salesforce Analytics Cloud」を日本市場に向けて2015年秋から開始すると発表した。パイロットプログラムを8月に開始する。
2015年秋から正式サービスとして提供する「Salesforce Analytics Cloud」は、様々なデバイスからデータの分析を可能にするクラウドサービス。データの操作や検索が容易だという。同社のCRM(Customer Relationship Management:顧客関係管理)のクラウドサービス「Salesforce」と連携しており、多視点での分析ができる。
8月に始めるパイロットプログラムでは、コールセンターや営業担当者を通じての顧客接点が多い、金融/保険業や流通/小売業での先行導入を予定している。Salesforce上に蓄積されている各部門の顧客データを統合し分析することで、新たな顧客のニーズを探したり、ビジネスの拡大とカスタマーサービスの向上を図ったりが可能になるとしている。