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米VMware日本法人、Docker対応のアプリケーションの開発・実行を容易に

2015年6月24日(水)IT Leaders編集部

米VMwareの日本法人は2015年6月23日、クラウドネイティブアプリケーションの開発・導入・実行を容易にするテクノロジープレビュー「VMware AppCatalyst」と「Project Bonneville」を発表した。コンテナ型のアプリケーション開発/実行基盤「Docker」のコンテナを、VMware vSphereの本番環境上で稼働させるための開発・導入環境を提供する。

 VMware AppCatalystは、API(Application Programming Interface)とCLI(Command Line Interface)で操作できる開発者向けのハイパーバイザー。コンテナ化したマイクロサービス群で構成するアプリケーションのビルドやテストのために、ローカルなデスクトップ上にプライベートクラウド環境を複製する。OSS(オープンソース)の軽量なLinuxコンテナホストであるProject Photonや、Docker Machine、Vagrantと連携する。

 Project Bonnevilleは、DockerコンテナをVMware vSphere基盤へシームレスに統合するための仕組み。Windowsなどx86ベースのOS上で、Dockerコンテナに対応できるよう開発されている。

 具体的には、Docker Hubからコンテナをダウンロードし、VMware vSphereの「Instant Clone」機能を活用してオーバーヘッドを減らしながらコンテナをVM(Virtual Machine:仮想マシン)上で隔離して起動する。VMごとに1つのコンテナを利用できるレベルにまで仮想マシンを軽量化する。

 仮想基盤の管理者は、新規ツールを導入することなしに、既存の運用/管理製品から利用できる。コンテナの挙動や仮想環境内での稼働場所などを可視化する機能もある。

 VMware AppCatalystは、Appleの「OS X」向けにコミュニティサイトを通じて無料で提供する。同サイトを通じて、参加者は技術詳細に関するフィードバックを提供できるほか、VMware AppCatalystに関するヘルプなどを参照できる。

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