NECは、Microsoft Azure上でのOSS(Open Source Software)の構築から保守までを包括的に支援する「OSSミドルウェアサポートサービス」の提供を2017年2月28日に開始した。そのために、日本マイクロソフトとレッドハットが開始した「Red Hat on Azure Partner Network」にMASTER Partnerとして加盟した。
「OSS(Open Source Software)ミドルウェアサポートサービス」は、オンプレミス環境でWindowsとRed Hat Enterprise Linuxを混在利用しているユーザーのクラウドへの移行と、クラウド上でのOSSの利用を支援するものである。ユーザーは、OSSミドルウェアごとに分散されていた技術支援サービスを一元的に管理可能になる。
ミドルウェア製品「Red Hat JBoss Middleware」、コンテナ基盤「Red Hat OpenShift Container Platform」、分散処理基盤「Hadoop」、インメモリー分散処理基盤「Spark」といったミドルウェア領域のOSSの構築や運用について、一括して技術支援を提供する。
Microsoft Azure Marketplaceで利用可能なリレーショナルデータベース管理システムのソフトウェア「PostgreSQL」やアプリケーションサーバーのソフトウェア「Tomcat」などのOSSも提供可能だ。併せて、構築時やシステムトラブル時などの問い合わせに国内の技術者が日本語で直接対応する。
OSSミドルウェアサポートサービスの価格は、「Apache+Tomcatサポート」の場合(Red Hat Enterprise Linux OSを含む)で、月額4万円(税別)からになる。
NECは、今後3年間で200ユーザーへの販売を目標にする。