米ラドウェアは2017年3月28日(現地時間)、データセンターとパブリッククラウド環境のAWS(Amazon Web Services)・Azureの両環境に対して、一元管理が可能な統合型防御機能を備えたフルマネージドDDoS攻撃防御サービスの提供を開始した。
発表したDDoS攻撃防御クラウドサービスは、オンプレミスとパブリッククラウド環境を組み合わせてアプリケーションをホストする企業に、一貫性のあるセキュリティポリシーとシングルペインによる管理を可能にする統合型DDoS攻撃防御環境を提供する。
緊急対策チームと問い合わせ窓口、統合型Webセキュリティポータル、レポートツールを用意し、オンプレミスとクラウドベース防御全体にわたるDDoS攻撃防御技術を備えている。
動的かつ高度なアプリケーション層DDoS攻撃およびSSLベースのDDoS攻撃に対して、先進的な防御が可能な高精度の防御機能を備え、広範な攻撃に対応できる。
常時接続とオンデマンドのサービスを用意している。常時接続型クラウドサービスでは、アプリケーションのトラフィックは常にラドウェアのクラウドスクラビングセンターを経由するため、リアルタイムに攻撃の検知と緩和が可能だ。オンデマンド型サービスには、アプリケーションのリモート監視、DDoS攻撃の自動検知、ユーザーへのプロアクティブアラート、攻撃検知時にクラウドスクラビングセンターへ自動転送を行うリアルタイム軽減などの機能を含んでいる。
費用は固定価格になる。無制限の攻撃トラフィック容量を含んだ正規トラフィックを基に設定している。
すでにAWSでホストされたアプリケーション向けが利用可能で、2017年第2四半期にはAzureでホストされたアプリケーション向けが利用可能になる予定だ。