日商エレクトロニクス(日商エレ)とエコモットは2017年4月3日、日商エレの車両運行管理テレマティクスサービス「くるま-i」にエコモットのIoT(Internet of Things)クラウド基盤「FASTIO」を導入し、新サービス「くるま-i 2」として提供を開始したと発表した。両社は今後、IoT事業で協業を進める。
「くるま-i 2」では、FASTIOの採用により共有車の管理機能を強化した。共有車両の予約機能により、ドライバーの特定が容易になった。リアルタイム通知機能を搭載し、急挙動・速度超過などの情報を管理者に即時知らせる。
動態監視機能も強化した。走行中・停止中のほか、長期非稼働車両のデータも閲覧可能だ。保有台数の適正化に利用でき、使い勝手も改善している。登録部署ごとのハザードマップを参照可能にし、検索のバリエーションを広げた。
くるま-iは、運送会社や自動車レンタル会社など、車両を保有する企業を対象に事故やコストの削減を支援するテレマティクスサービス。測定機器を装着した車両の位置・運転情報をGPSと連動して収集し、各車両の運行状況を顧客に知らせる。ヒヤリハット発生時の動画送信機能を備えたほか、車両・ドライバーごとの運転情報を基に様々な切り口から傾向を分析する「データ分析サービス」も用意している。