NECネッツエスアイは2017年8月3日、IP電話機能をクラウドサービスとして提供する「ネッツボイス 音声クラウドサービス」(ネッツボイス)をオンサイト型で提供する「ネッツボイス・ライト」を発表、同日販売を開始した。価格(税別)は、100内線規模のユーザーの場合、月額11万円程度から。販売目標は、ネッツボイスとあわせたコミュニケーション基盤サービスの提供により、5年累計で70億円。
前提となるネッツボイスは、IP電話機能をクラウドサービス型で提供するサービスである。2016年6月から提供している。特徴は、通話録音装置や課金システムなど様々な周辺システムとの連携が容易なことと、既存の音声コミュニケーションシステムとのハイブリッド構成がとれること。
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今回発表したネッツボイス・ライトは、ネッツボイスのサーバーをユーザー企業のオンサイトに設置し、これを月額制で利用できるようにしたサービスである。ユーザー企業とネッツボイスのデータセンターを専用ネットワークで接続する必要がないので、トータルコストを抑えられる。
2017年9月には、IP多機能電話機や回線ゲートウェイなど各種デバイスを月額サービス型で提供する「端末レンタルオプション」も販売開始する予定である。