[事例ニュース]

イオン銀行、指静脈認証を用いて手ぶらで銀行取引できる仕組みを導入

2017年11月27日(月)IT Leaders編集部、日川 佳三

イオン銀行は2017年11月27日、ICカードも暗証番号も使わずに、生体認証だけで銀行取引を行えるサービスを、イオン銀行神田店(東京都)やイオンモール津田沼店(千葉県)など全国5拠点で開始した。今後、導入拠点を順次拡大し、2018年度上期に全店店頭で使えるようにする。

 イオン銀行は今回、ICカードや暗証番号を使わずに、生体認証だけで銀行取引を行えるサービスを開始した。指紋認証と静脈認証を組み合わせた2要素生体認証システムであり、専用端末に指をかざしてから数秒で本人を特定できる(図1)。

図1:指静脈認証の生体認証システムの概要(出典:イオン銀行)
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 イオン銀行ATMや、銀行取引の手続きがペーパーレスで完了できる店頭取引用タブレット端末に導入する。これにより、イオン銀行ATMでの現金引出しや入金手続き、店頭での住所変更やカード再発行などの手続きを、キャッシュカードや印鑑、本人確認書類などを持ってくることなく手ぶらで利用できる(写真1)。

写真1:生体認証システムの利用イメージ(出典:イオン銀行)

 システムは、Liquid(リキッド)が開発した。このシステムを導入した専用サーバーを、イオン銀行のデータセンター内に設置した。指紋および静脈情報は、暗号化して復元不可能な状態でシステム上に保存する。

 2017年11月27日より、イオン銀行神田店(東京都)、イオンモール津田沼店(千葉県)、イオンモールナゴヤドーム前店(愛知県)、イオンモール大高店(愛知県)、イオンモール各務原店(岐阜県)の5カ所に導入している。

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