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人材採用を機械学習で自動化するサービス―レジェンダ・コーポレーション

2017年12月8日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

レジェンダ・コーポレーションは2017年12月8日、人材採用における初期選考を機械学習を使って自動化するBPOサービス「1st JUDGE(ファーストジャッジ)」を発表、同日販売を開始した。過去の応募者データと合否結果を学習させて判定モデルを作成することにより、初期選考を自動化する。

 1st JUDGEは、人材採用における初期選考(応募者の属性情報や適性検査の結果を参考にした選考)を自動化するBPOサービスである。レジェンダ・コーポレーションが企業からデータを預かって、合否予測データを企業に提供する。

図1●1st JUDGEの概要(出所:レジェンダ・コーポレーション、セカンドサイト)図1●1st JUDGEの概要(出所:レジェンダ・コーポレーション、セカンドサイト)
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 過去の応募データと合否結果を機械学習で学習させることで、応募データから合否を判定するモデルを生成する。応募データを入力するだけで機械的に合否を判定できるため、初期選考にかかる手間を省くことができる。

 対象となる企業は、中途、新卒問わず、応募数が多くて初期選考に工数がかかっている企業である。目安として、年間100人規模の採用に対して1000人以上の応募があるような状況を想定している。

 また、サービスを利用する前提として、機械学習で学習させるための、一定量の過去の応募者データを保有していることが必要になる。運用を通じて定期的に学習させることで、合否予測の合致率が向上する。

 特徴の1つは、エントリーシートではなく、各種の応募者データに含まれる応募者の属性データから合否を判定すること。学習させる元データを1st JUDGEに読み込ませるためのデータの加工なども提供する。企業によって応募でータは異なるため、それぞれの企業の応募データに合わせて判定モデルを作成する。

 ユーザー事例の1つとして、従業員3000人の広告業の場合、年間700人の採用に対して月間応募数は2500件に達する。これまで担当者2人で対応していた業務を1st JUDGEで自動化した。これにより、1カ月あたり約350件(約700時間)の工数を削減した。さらに、ポジションごとのマッチ度の予測を出せることから、マッチ度が高いポジションへ優先的に差配できるようになり、その後の選考の出席率と合格率が向上した。

 1st JUDGEの価格(税別)は、初期導入費用として、導入コンサルティングが100万円から。予測モデルの新規設計費用が、1モデルあたり10万円から。運用費用は、中途採用向けが1カ月あたり500件までで月額30万円から。新卒採用向けは、開始から2カ月以内に終了する前提で、応募者データ1000件までで60万円から。

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